【恐怖】私「訪問販売ならけっこうです。お帰りください。」訪問販売員「人なめるのもいいかげんにしなよ、何様のつもりなんだよ。とにかく家入れろ、ほら、カギ持ってんだろ、何号室だよ。」

図々しい訪問販売に恐怖した話。

私は既婚で共働きなんだけど、
土日が休みの職業じゃないので
休みは平日で、家でまったりしている。

その日も旦那が仕事に行ったあと、
少し街に出て午後1時ごろ帰ってきた。

しかし、マンションに着いてみると
オートロックのエントランスのドアが全開、
誰でも入ってこれるようになってる。

無用心なので、ドアを閉めて、
自動ロックがかかったのを確認。

誰か閉め忘れたのかな?

と思っていると
黒い大きな鞄を持った
40歳くらいの大きな男が、
階段を下りてきた。

そして私を見ると、
目を見開いてにっこり笑って
近づいてくるので、

「うわー、逃げなきゃ」

と思ってエレベーターのボタンを押した。

でも、男は急いで近づいてきて

「このマンションにお住まいですよね?
 奥様は専業主婦の方で
 いらっしゃいますか?
 少しお話させていただけませんか?」

これを無視して
エレベーターに乗り込んで、
急いで閉のボタンを押したら
そのおやじ、
足でエレベーターが閉まるのを防いで、
一緒に乗り込んできやがった。

狭いエレベーターの中、
何が目的かわからない男と一緒で
正直震えあがってしまった。

エレベーター乗るべきじゃなかった、
と悟ったけどあとの祭り。

男はエレベーターの中で

「いや、僕、
 怪しいものではありませんよ。
 このマンションの大家さんに
 お願いして
 入れてもらったもので、
 大家さんとは
 懇意にしてるんです。
 なのでぜひよろしければ
 お宅でお話を
 させていただきたいんですけど」

と話かけてくる。

私は、家である階に着くまで
ひたすら沈黙を守り、
エレベーターが着くやいなや
飛び出してこう言った。

「訪問販売ならけっこうです。
 私たち必要なものは
 自分からアプローチして
 買ってますから。
 お帰りください」

すると男の態度が豹変した。

「あんた、僕が何を売ろうとしてるか
 わからないのに、
 いらないってどうしてわかるんだよ。
 人なめるのもいいかげんにしなよ、
 何様のつもりなんだよ。
 とにかく持ってきたもの見ろよ」

とすごまれた。

でもその男は黒い鞄と一緒に
紙袋も持っていて、
子ども用の教材が入っている。

私も怖いと同時に
段々腹が立ってきて
少し言い返そうと思い

「うちは子どもいないし、
 その予定もしばらくないので、
 子ども関係のものは
 まったく必要ないです」

すると男はさらに逆上して

「だから誰が子ども用のものを
 売るって言ってんだよ。
 人の話聞けって言ってんだろ!
 とにかく家入れろ、
 ほら、カギ持ってんだろ、
 何号室だよ。
 このマンション
 今誰もいないんだから、
 手ぶらで帰るわけには
 いかないんだよ」

階段下りて逃げようとしましたが、
階段に行く通路は男が遮って通れない
(多分行かせないようにわざと)
他の住人は留守らしいということで、
もう進退窮まりました。

どうしよう、どうしよう、どうしようと
パニックをおこして無言でいると、
男はさらに恐ろしい行動に出た...

   

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